フロアマップ
各ゾーンコンセプトについて
「銀河鉄道の夜」 宮沢 賢治
貧しい家庭で生まれ育ったジョバンニは、アルバイトに追われていてなかなか学校の勉強に集中することが出来ません。同級生たちが地元のお祭りを楽しんでいる時にも、ひとりだけ活版所で黙々と働いています。ようやく仕事が終わってみんなの後を追いかけに行ったジョバンニは、友人のカムパネルラと不思議な体験をするのでした。
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「老人と海」 アーネスト・ヘミングウェイ
かつては腕利きの漁師だったサンチャゴ。年老いた今は不漁が続き、漁師仲間に小馬鹿にされながら生活している。 唯一自分を慕ってくれる少年マノーリンも、両親の言いつけによってサンチャゴと漁に出ることを止められており、今は他の親方の船に乗っている。 そんな中でも諦めず毎日海に出続けたサンチャゴ。不漁続きで迎えた85日目、彼の目の前に巨大なカジキが現れる。
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「白鯨」 ハーマン・メルヴィル
さかんに捕鯨が行われていた19世紀後半。当時の大捕鯨基地・アメリカ東部のナンタケットにやってきたイシュメイルは、捕鯨船ピークォド号に乗り込む。出航のあと甲板に現れた船長のエイハブは、かつて白いマッコウクジラに片足を食いちぎられ、義足を装着していた。 片足を奪った「白鯨」に対するエイハブ船長は、報復に執念を燃やしていた。その狂気は次第に乗組員にも伝染していく。
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「海底二万里」 ジュール・ヴェルヌ
大西洋に謎の巨大生物が現れた! 異形の〈怪物〉の目撃譚に人々はおののき噂した。白鯨か? 伝説の怪異か? はたまた超自然現象か? 議論が沸騰するなか、アロナクス教授はその正体を暴くため、使用人のコンセイユとともに高速フリゲート艦に乗り込む。それが、驚くべき旅の始まりになるとも知らずに。
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「海の底」 有川 浩
4月。桜祭りで開放された米軍横須賀基地。停泊中の海上自衛隊潜水艦『きりしお』の隊員が見た時、喧噪は悲鳴に変わっていた。巨大な赤い甲殻類の大群が基地を闊歩し、次々に人を「食べている!」自衛官は救出した子供たちと潜水艦へ立てこもるが、彼らはなぜか「歪んでいた」。一方、警察と自衛隊、米軍の駆け引きの中、機動隊は凄絶な戦いを強いられていく―ジャンルの垣根を飛び越えたスーパーエンタテインメント。
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